台湾

台北

2017.08.02

上質なのに自然体。台湾料理のキーパーソン陳超文さんの店

高級店にありがちな過度なゴージャスでもモダンでもなく、かといって庶民的でもない。適度に力の抜けた上質な空間で、土地の食材を素直に生かした美味しい料理が味わえる。そんなありそうでなかった自然体のレストランを実現しているのが、陳超文さんが手がける「四知堂」と「攤」。現代的なアレンジを加えることで、逆に台湾伝統料理の奥深さを体感させてくれる、注目の2軒を訪ねてみよう。

ワインに合う台湾家庭料理「四知堂」

「四知堂」は、陳さんが国内外を旅して集めたアンティークが並ぶ隠れ家風の店。基隆の魚市場で毎日仕入れる魚介をはじめ、厳選した食材を生かした料理が楽しめる。台湾の伝統を押さえながらもオリーブオイルを使用するなど、良いものは取り入れる姿勢から生まれる料理は、ワインとの相性も抜群。予算は1人NT$2000ほど。

椰汁麻油焼土雞NT$700~。鶏肉と白子がマッチ。

ミニトマト、ネギ、ジャガイモと玉子豆腐がとじられた変わりオムレツ。

天然近海魚の蒸し焼きは仕入れに応じた時価。台湾風レモンソースが◎

ハイセンスな美食酒場「攤」

店名の「攤」は、みんなで集まってごはんを食べる場所、のような意味。その名のとおり、お酒を飲みながら気軽に食事が楽しめるのがこちらのスタイル。とはいえ素材重視の姿勢は「四知堂」と同様。毎日5種ほどが用意される台湾タパス各NT$240前後など、メニューはどれも陳さんのセンスが光る逸品揃いだ。

筍と豚肩ロースの蒸しものは人気の一品。

台湾タパスのなかでも絶品と評判の豚肉とフォアグラのパテ。見た目は洋風だが味は台湾。グラスワインNT$350〜。

マナガツオとタロイモビーフンの鍋料理NT$1800~。

台湾料理のキーパーソン陳超文さんって?

以前は映像美術関連の仕事をしていたが、人間らしいシンプルな生活を求めて飲食店経営に転向したという陳超文さん。世界を旅して得た知見をもとに、自身の美意識を体現したレストランを展開している。使用する食材は必ず生産者と会ってから決めるのがモットー。

「安全でいい食材をより美味しく味わうための工夫が料理の本質。たとえば私がオリーブオイルを使うのは、台湾の伝統的な油よりも素材本来の味が引き立つと感じるからです。昔とは手に入る食材も人々の嗜好も変わっています。そうした変化を受け入れながらも、私の料理は自然と台湾料理に落ち着きます。それが私のルーツだからでしょう。次は最高の食材を使った台湾屋台料理の店をやってみたいですね」

四知堂
スーチータン

【交通】
MRT中和新蘆線・板南線忠孝新生駅から徒歩3分
【住所】
大安區濟南路三段18號
【TEL】
02-8771-9191
【営業時間】
12~15時、18~22時 (要予約)
【定休日】
なし


トゥア/TUA

【交通】
文湖線・淡水信義線大安駅から徒歩10分
【住所】
大安區四維路44巷15-1號
【TEL】
02-2708-2082
【営業時間】
11時30分~23時(要予約)
【定休日】
なし

※この記事は2016年5月発行の「台北最高体験100」をもとにしています。物件データは図書制作時のものです。

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