台湾

2017.08.24

旧暦7月「鬼月」の台湾に行くなら知っておきたい地元の習慣

こんにちは、台湾取材担当のmimiです。お正月や中秋節を旧暦で祝う台湾で、「鬼月」とよばれる旧暦7月はちょっと緊張する季節。あの世とこの世の門が開き、「好兄弟(お友達)」とよばれる霊魂が戻ってくると言われているからです。この期間の台湾での習慣やタブーについてまとめてみました。

知っておきたい「鬼月」と「中元節」

「鬼月」のなかでも、とくに「中元節」にあたる旧暦8月15日(2017年は9月5日)には、台湾中の寺廟や会社、家庭や商店で「拝拝」と呼ばれる儀式を行います。街中に線香の煙がただよい、果物やお菓子など山のようなお供え物のブースが設置されるので、ちょっとしたお祭りのような賑わいに。コンビニなどの商店では中元節期間限定のお供え用お菓子やビールが売られ、テレビではオカルトやホラー系ドラマが立て続けに放送されます。

でも、華やかで美味しそうなお供え物に、決して触ってはいけません。「お友達」の怒りに触れ、連れて帰ったりしないように、地元ではいくつもの習慣やタブーとされていることがあるのです。

この期間に台湾を訪れる方は、ぜひこちらを参考にしてください。「お友達」をうっかり連れて帰らないよう、どうぞお気を付けて…。

2017年の鬼月(旧暦7月):8月22日(火)~9月19日(土)
中元節:9月5日(火)

お供え用のお菓子やビールも、中元節バージョンに。定番のスナックやビールのパッケージに、期間限定で可愛いおばけキャラが。地域での中元節イベントもあり、大きく告知します。

「鬼月」の台湾で知っておきたいこと10

1. 夜、外に洗濯物を干さない

人型に見えるものに、「お友達」が隠れてしまうかもしれません。

2. 壁側を歩かない

壁の中に潜んでいる「お友達」にタッチしてしまうかも…。

3. 夜中に出歩かない

深夜は「陰気」が強いと言われています。台湾は夜遅くても比較的治安の良い国ですが、注意するに越したことはありません。

4. 山や海に近づかない

「陰気」の強い旧暦7月は、事故が起きやすいと言われています。

5. 呼ばれても振り向かない

人には3つの火が守護としてついていると言われています。もしこの時期に「お友達」にフルネームで呼ばれ、肩を叩かれ振り向いたら、3つの火が消えてしまうのだそう。

6. 口笛、鳴り物を鳴らさない

「お友達」が「呼んだ?」とやってきてしまうそうです。

7. 最終便に乗らない

終電は深夜の「陰気」が強い時間帯になりがち。乗り合わせた「お友達」が一緒についてきてしまうかもしれないので、避ける人が多いようです。

8. 夜は髪をまとめる

髪を広げてざんばら状態にしていると、「お仲間」だと思われてしまうそうです。

9. 落ちているお札や紅包を踏まない、触らない

「拝拝」の儀式で、あの世の通貨となる紙幣を供えたり、紅包というポチ袋を用意することがあります。これらは現世では使えないので、絶対に拾ったり、触ったりしてはいけません。

10. 夜は写真を撮らない

記念に残したいのはやまやまですが、もし「お友達」が映り込んでしまうと、厄を呼び込むと考えられています。インスタ映えねらいも、夜はほどほどに。

特に9月5日には通りのいたるところで「拝拝」が行われるので、お札やお線香が通りに落ちてくる可能性もあります。絶対に踏みつけないよう、注意して歩いてください。

「迷信だ」と気にしない、強い気持ちも大切ですね。ですが、台湾の方たちはこの時期、タブーには神経質になる場合もあります。
夜のお出かけや山や海のレジャー、セルフィーを撮ろうと誘ってやんわり断れても、台湾での習慣や考え方を尊重して、どうぞ気にしないようにしてくださいね。

  • 台北から新幹線で1時間弱、新竹市の老舗で作っている石鹸は、邪気を払うといわれるヨモギ成分いり、形も八角で風水が良いのだそう。とくに「鬼月」期間には、台北だけでなく高雄など南部から、買い出しに来る人も多いそうです。お供えの花は「気」を良くして、あの世のお友達を慰めます。

日本人にはあまり馴染みのない暦の習慣ですが、台湾ではとても大切にされています。この期間に台湾に滞在する方は、どうぞ注意してくださいね。

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