インドネシア

2017.09.25

ジャカルタを走る埼京線!? 日本製車両は今日も元気です

こんにちは。三度のメシより海外旅行が大好き! 編集部のいがたつです。
今日はインドネシア・ジャカルタから鉄道ファン必見の情報をお届けします。ジャカルタ近郊鉄道(ジャボタベック)には、日本から譲渡された車両がたくさん走っています。日本の首都圏で主に通勤電車として活躍し、退役した車両たちが遠く海を渡り、第二の人生を送っています。渋滞の多いジャカルタの公共交通機関、まさに市民の足として愛されている鉄道。そんなメイド・イン・ジャパンの車両に乗ってみました。

もしかして…松戸あたりでお会いしませんでしたっけ?

ジャカルタ近郊鉄道の起点となるコタ駅へやってまいりました。駅構内に早速どこかで見た「顔」の車両を発見! 色が変わっていますが、まぎれもない、元・東京メトロ千代田線を走っていた車両(6000系)が停車していました。この車両は千代田線から常磐線にも乗り入れていた車両で、日本で多くの通勤客を運んだ車両です。

コタ駅のあるコタ地区は、オランダ統治時代の建物が今も残る旧市街です。ジャカルタには地下鉄がなく、専用レーンを走るトランス・ジャカルタという路線バスが主な交通機関となりますが、コタ駅はこのトランス・ジャカルタの起点となるターミナルでもあります。欧州の鉄道駅のような雰囲気で、駅にはファーストフード店やコンビニもあります。

乗車チケットは自動販売機で簡単に買える

乗車チケットは自動券売機で簡単に買えます。タッチパネル式で英語を選択することもできます。画面に地図が表示されるので、目的地をタッチすれば料金が表示され、お金を入れるとプラスチック製の1回券が発行されます。地元の方は何度も乗るので、チャージ式のカードを持っているようです。係員も常駐していて親切に教えてくれます。

これが1回券です。コタ~ゴンダンディア間が6000ルピア(約50円)ほど。自動改札にタッチしてプラットホームに進みましょう。

このように、日本製の車両とインドネシアの駅のホームとの間には段差があるので、簡易式の階段が設置されています。ちなみに、日本のJR在来線とインドネシア鉄道の線路幅(軌間)は同じ1067mmなので、日本で走っていた車両はそのまま台車を交換せずに、インドネシアでも使えるのです。

車内の様子です。この車両は南武線や埼京線などで活躍した車両(JR東日本205系)です。緑のシートやつり革など当時とまったく変わりませんが、こちらへ来て車内に大きなモニターが設置されました。日本で使われなくなった車両も、インドネシアでは「よく走る」と評判の高級な車両。とても大事に扱われている印象です。

車内の広告はすべて取り外されて、インドネシア語の路線図が掲示されていますが、「乗務員室」の扉には日本語がはっきりと残っていました。

一車両すべてをジャックした広告車両も登場しています。また、女性専用車両もあります。日本では地味な印象の205系通勤電車でしたが、インドネシアへ渡ってきて派手な色に塗りなおされて活躍している姿には、感動すら覚えます。

コタ駅を出発した列車は、ゆっくりと南へ向けて進みます。コタ駅周辺は、雑然とした街並みが広がっています。線路を横切る人も多いので、警笛を鳴らしながら列車はゆっくりと進みます。

ジャカルタ近郊鉄道(ジャボタベック)は、コタ駅~マンガライ駅を経て、ジャカルタ近郊の都市デポックや、ボゴールまでつながっています。旅行者にとって利用する機会がありそうなのはコタからわずか数駅かもしれませんが、日本製の車両に揺られるという体験も面白いかもしれません。

何だか日本の車両の博物館のようでもあるジャカルタ近郊鉄道。コタ駅で車両を眺めているだけでもたくさんの「どこかで見た顔」に出会えます。

鉄道に興味のある方は、ぜひ一度ジャカルタに足を運んでみてください。

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